「余命10年」 -画の美しさで涙-

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 画の美しいシーンが随所にあって生まれて初めて映画のシーンの美しさにウルっと来ました。一瞬の時間の流れ、場所、人、物語を画の美しさで表現していたと思います。記憶にある限り初めての体験で「アレ?今僕は何にウルっときた?」と考えてしまうほど僕には美しく感じることが出来ました。

物語

 タイトル、CMから多くの人の創造通りの物語だと思います。好きな女の子が不治の病で死んでしまうわけですから切ないです。そんななかで登場人物の役どころが、主人公がいなくなったあともしっかり前進していくというメッセージも強く伝わってきました。

同僚とのベッドサイドでのエピソード

 とても気になったエピソードが2つありました。その1つ目が「同僚とのベッドサイドの会話」です。同僚は、彼氏との自分の恋愛を捨てて友達である主人公の本を出版する仕事を選びます。

 物語では、主人公が亡くなったあとにこの恋愛が修復するであろうと思わせるシーンがうっすらあるので観客も無理なく溜飲します。
 
 僕が一番泣いたシーンでした。

 若い女の子が死にゆく友達のために仕事を選択するのは良かったです。僕自身が如何に恋愛よりも仕事を大切にしているかも自覚出来ました。なんというか、僕は、経済力のない恋愛は無責任と感じるんですね。
 
 このシーンがあるかないかで僕にとってのこの物語の厚みが増しました。

彼氏のお店の名前

 出店するお店の名前に彼氏は亡くなった彼女の名前を付けました。

 僕はこれは反対です。

 きっと彼女は、彼氏に幸せになって欲しいと思うからです。自分がいなくなった世界で新しい彼女と優しい家庭を築いて欲しいと望むからです。

 彼女が死んだ直後は、一生忘れない、一生彼女を好きでいるという気持ちはよく分かります。でも、人生は長く、彼女は自分がいなくなったあとに彼氏が誰も愛さずに生きることを望むだろうか。そんな機会があった時に自分が彼の足枷になるのであれば彼女は彼を愛したことを自責してしまう。

 だから、出店するお店に亡くなった彼女名前は付けない方が良いのです。

 切なく、悲しい物語ですが、後味は良かったです。
 

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