原作マンガ版からのファンです。
正直、幻滅したくないと思ったので観るの迷っていましたが、SNSと友人の評価でIMAXで観ることを決意しました。
観て良かった!
そして、僕の真っ先の感想は、「バガボンドを映画化するための実験じゃないのか?」でした。
無音シーンと白黒シーンの扱い方
とにかく無音シーンと白黒シーンの取り扱い方!
もう素晴らし過ぎる!!
特に最後の花道と流川のハイタッチ(ロータッチ!?)までの連係プレイ。マンガを読んでいても雄たけびが出てしまうのに映画ならなおさら!
終わったあとに前の席の女性から「ハマってましたね!」と話しかけられるほど声が出てたみたい。
そして、無音攻撃に追加して白黒攻撃でマンガを思い出しながら観ているファンはどんどん引き込まれます。
この無音と白黒の緩急で観客を惹きつけて離さない。
マンガって無音で白黒じゃないですか。
でも、読みながら、頭のなかで「音」や「色」を作っているわけで、そのための無音シーンと白黒であったりもすると思いました。
そこで、ご想像して頂きたい。
この「無音」と「白黒」で井上雄彦さんが描く「宮本武蔵」を観たら…。
武蔵が切り合うシーン
武蔵が何かに気づくシーン
どうですか?
ありありと目に浮かぶのではないでしょうか!
きっと、刀と刀がぶつかるキンキンも、葉っぱから滴る水滴が池に落ちる音も、空に舞うカラスも、無音シーンと白黒シーンで演出されたら、より生きいきとしたシーンになるのではないでしょうか。
だから、「THE FIRST SLAM DUNK」は「バガボンド映画化の実験」なのだと思います!
原作を読んだ方が間違いなく楽しめます!
原作を読んでなくても楽しめますが、やっぱり、読んでいた方が良いと思います。なんでかと言うと、「THE FIRST SLAM DUNK」で描かれている絶対王者「山王工業高校」の対戦は全31巻の最後のエピソードなんです。
ということは、スラムダンクは絶対王者「山王工業高校」にたどり着いて最終回となるので、連載開始からそこまでが物語です。やっぱり、その道のりは、とても大切で、山あり谷ありなわけです。
だから、原作は大人買いして読みましょう!
スラムダンクとスマップの関係
スラムダンクが日本のバスケブームを作ったと言っても過言ではありませんが、スラムダンクはジャニーズにも影響がありました。ジャンプで連載の最中にジャニーズで売れ始めたスマップ。当時、テレビ東京で「愛ラブSMAP!」というスマップのTV番組がありました。
先ずは、リンクをチェック。
そのコーナーに「SMAP DUNK」というバスケのコーナーがあったんだけど、ロゴがそっくりですね!関係ということのほどでもないですが、プチトリビアかな!
実は、モデルはNBAの選手じゃない?
これは、嘘かホントか分からない話です。
NBAの選手が登場人物のモデルというのは間違いないと思います。
赤木剛憲法(ゴリ)はデビッド・ロビンソン、三井寿はマーク・プライスかクリス・マリン、宮城リョータはケビン・ジョンソン、流川楓はマイケル・ジョーダン、桜木花道はチャールズ・バークレーなど、ファンの間では色々言われています。
井上雄彦さんも認めていたり、いなかったりしているようですが、当時、マンガのシーンを描くときにNBAの試合を参考にしないわけないので、モデルと意識しなくても、無意識に反映された部分があるでしょう。
しかし!
僕が聞いた登場人物のモデルは全く違います。
なんと、井上雄彦さんの同級生とのこと。
自称宮城リョータのモデルで井上雄彦さんの同級生と会ったことのある方から聞いた話です。その方曰く、宮城リョータにソックリだったとのこと。
自称なので真偽の定かは分かりません。どなたか、このモデルって人を見つけてもらえないかなぁ。
監督 井上雄彦
脚本 井上雄彦
原作 井上雄彦
主題歌/挿入歌 The Birthday / 10-FEET
出演者 仲村宗悟 / 笠間淳 / 神尾晋一郎 / 木村昴 / 三宅健太
上の写真を撮っていたら、「ハマってましたね!」と話しかけてくれた方から「撮りましょうか?」と声をかけて頂きました笑。
リョーチンのマネしていますが、リョーチンにカブってます涙。
「THE FIRST SLAM DUNK」は観た方が良いやつです!
コメント