「ヒトラーに屈しなかった国王」

日本人のあるべき姿

 日本人のあるべき姿と感じました。
 第二次世界大戦中の史実を元にした物語です。現在の僕らの住む世界も国家間に緊張感があり、いつかこの物語と同じノルウェーのような立場に置かれるかもしれません。僕らは、その時にノルウェー人と同等の覚悟を持てるだろうか。自分に問いかけても、答えは難しい。
 
 第二次世界大戦中ドイツは、中立国であるノルウェーやスウェーデンを侵略し、降伏を迫る。スウェーデン国王はすぐに降伏しますが、スウェーデンは地政学的に侵略が容易く、正しい判断とされています。
 
 でも、ノルウェー国王は降伏しません。

国民投票によって選ばれた国王

 ノルウェー国王のホーコン7世は、国民投票によって選ばれた国王です。ドイツからの使いにこう言います。

 「私は国民投票により選ばれた国王だ。降伏するときは、国民の意思で決められるべきで、私の一存で降伏は出来ない」。
 
 当然ドイツの侵略は過激になり、圧倒的な武力で、ノルウェーの都市を次々と侵略します。ホーコン7世も国民と一緒に転々と逃亡しますが、最終的にはイギリスに亡命し、BBCの放送を通じて国民を応援します。
 
 これが、この映画のストーリーですが、僕は、「え!?自分は国外に逃亡して、放送で応援って、ナニソレ!?さっさと降伏してよ!」と思いました。

でも、それは、大きな間違いでした。

自国を守るということ、民主主義を守るということ

 それでも、国民は、この国王ホーコン7世を圧倒的に支持します。
 
 映画が終わっても全く理解が出来ません。
 それで、次の日に僕は、ある人物にこの映画の話しをしました。
 この人物は、もの凄く立場の大きかった人で、全国放送のマスコミ対応の経験の持ち主。ネットで検索すれば、画像どころか、動画もヒットするような人物です。知識と知恵が豊富で、僕はいろんな事を相談します。
 
 その人物は言います。
 
 「それはね、国民が自分の国は自分たちの国であるという覚悟と民主主義という覚悟。他国に支配されれば、民主主義でなくなるし、自分の国でなくなるからだよ。」
 
 すげーな。ノルウェー人。カッケェー。
 元々バイキングで海を渡る民族の気骨なのだろうか。民主主義により、自分たちが選んだ国王なのだから、国王は自分たちを信頼していると信じているわけです。国王なので、政治に関わってはいけないのですが、ドイツが国王に降伏を迫る。それを断り、亡命。それでもノルウェー国民は自分たちの民主主義を信じているわけです。民主主義の覚悟。ノルウェー人は強いですね。本当に素晴らしい。

 この映画のテーマをひとことで言うと「民主主義としての覚悟」です。日本人もこんな覚悟が持てるだろうか。世界中が、ノルウェー人のような覚悟があれば、素晴らしい世界になるのではないでしょうか。
 

 ★★★★☆

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